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EU産関税撤廃 蘭チーズ生産者はコンビニ照準 (1/2ページ) – SankeiBiz

 「この辺のチーズがなぜうまいか分かるか」。世界屈指のチーズ輸出国、オランダの南部に広がる牧草地帯に、島のように浮かぶ小都市ゴーダ。17世紀から街の中心で存在感を示し、今は博物館になっている石造りの「チーズ計量所」で案内役の男性が自慢げに話し掛けてきた。「牛が食べる草が良いのさ」

 オランダのチーズ生産量の6割はゴーダ発祥のゴーダチーズだ。匂いのくせは少ないが味わいは深く、生食にも加熱にも向く。プロセスチーズ用の需要も多く「チーズの万能選手。日本人に一番合う」(商社筋)。日本と欧州連合(EU)は大枠合意した経済連携協定(EPA)で、現行約30%の関税を15年かけて撤廃すると決めた。現地の生産者は、オーストラリアとニュージーランド産で輸入チーズの半分以上を占めている日本市場の、特にコンビニエンスストアの棚に熱い視線を送っている。

 ゴーダの南約45キロのカーツスフーフェルにあるチーズ生産業者「ユニカース」の工場の一角で、従業員がろくろのような工具に軽自動車のタイヤほどの円盤形チーズを載せ、ワックスを塗っていた。「こうすると乾燥せず長期保存できる」と、輸出責任者マールテン・ジュメレ氏は説明する。

 工場には小さな座布団くらいの大きさの半製品もうずたかく積まれていた。さまざまな生産ラインが同時稼働し、スーパーに並ぶ生食用や粉チーズ、子供のおやつタイプなどに生まれ変わっていた。




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