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北海道豊富町、地方自治体として初の天然ガス事業に新規参入 – 財経新聞

 北海道天塩郡の豊富町は、11月から稼働するセイコーマートのヨーグルト工場に、天然ガスを供給する。4月のガス小売り全面自由化を受けてのもので、同町はガス小売事業者として正式に登録を行い、新規参入した。地方自治体が新規参入して民間企業に天然ガスの販売を行うのは、全国初の事例となる。日本経済新聞が報じた。

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 豊富町は、北海道・道北、稚内市の南に面し、人口は約4,000人、酪農を基幹産業とする町である。雄大なサロベツ原野を望み、1万3,000ヘクタールの牧草地を基盤とした放牧型酪農を展開する。

 町にはセイコーマートの子会社である豊富牛乳公社があり、「北海道とよとみしぼり」をはじめとするセイコーマートのプライベートブランド牛乳はここで産する。道民にとってはお馴染みの存在だ。

 豊富牛乳公社は、2015年に土地を取得し、豊富町にヨーグルト工場を新設した。2017年9月中旬から試験稼働を始めたため、パイプラインを引いて豊富町から天然ガスを購入し、加熱殺菌に使うボイラーの燃料などとして使っている。

 セイコーマートのプライベートブランドのヨーグルトは道内のグループ外企業の乳業メーカーに委託して生産されていたが、この工場により、グループ内での原料からの一貫生産が可能となったため、11月から新たに販売していく予定となっている。

 豊富町では、1日約7,000立方メートルの天然ガスを産出するが、地域の温泉旅館などに向けた地域内の消費では、最大で2,500立方メートル程度しか活用されず、人件費がまかなえないため赤字となっていた。ヨーグルト工場への販売量は約600立方メートルとなるため、これによる黒字転換を目指すという。

 豊富町では、北海道全体で行われている一村一炭素おとし事業計画の一環として、地域ぐるみで二酸化炭素排出量を抑えるべく、天然ガスの利用を進めている。(藤沢文太)




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