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上司の理不尽な指摘はあなたへの高評価の証かも – 日経ビジネスオンライン

コンビニ大手ファミリーマートで発揮した優れた経営手腕のみならず、料理、読書、麻雀、釣り、ゴルフと、多彩な趣味を持つ上田準二さん。ユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長を退任し、取締役相談役となった今だから語れる秘蔵の経験や体験を基に、上田さんが若者からシニアまで、どんな悩みにも答えます。上田さんの波乱万丈の人生を聞けば、誰もがきっと“元気”になる。連載2回目は、上司からの理不尽な指摘に悩む、28歳、男性会社員の相談です。

悩み:理不尽な上司からの叱責、もう耐えられない

課長に指示された通りに仕事をしたら、その課長の上司である部長から「おまえはアホか、入社面接からやり直せ」と怒られました。悪いのは課長なのに、なんで私が怒られるのでしょうか。こんな理不尽な職場に耐えられません。

28歳 男性(会社員)

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。趣味は麻雀、料理、釣り、ゴルフ、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。(写真:的野弘路)

大竹(日経ビジネス):何やら、切羽詰まった感じが伝わってきます。最近は国を挙げて「働き方改革」が叫ばれていますが、まだまだ理不尽な職場は多いですね。

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス取締役相談役):こういう理不尽なんて、簡単に耐えられますよ。

大竹:いやいや、かなり深刻な悩みだと思うのですが。

上田:僕は理不尽に慣れているもん、小さいときから。東北の冬の自然環境が理不尽だからね。

大竹:めちゃくちゃ雪が降るし、というわけですか。

上田:だから僕みたいな田舎者は、それは都会の人よりもずっと理不尽なことには慣れていますよね。これは自分で訓練してそうなったんじゃなくて、自然に肌身に染み込んだものがありますよ。

 実は僕も入社当初は、この方と全く同じような境遇にあったんですよ。

大竹:伊藤忠商事に入社してすぐの頃ですね。

上田:うん。課長がおって、その下に課長代行がいて、僕は担当の1人というときに、部長が「おい、上田」といきなり呼ぶんです。すぐ隣には課長がいるんですよ。ぱっと売買取引書みたいなものを見せられて、為替のハンドリングで何をやらかしたんだと、怒っているわけですよ。牛肉は輸入商品ですから、当然為替の影響を受けますよね。しかし、横にいる課長は「僕は聞いてないよ」というような顔をして立ってる。何で僕が部長に怒られなきゃいけないんだ、課長に言ってくれやと思いますよね。

大竹:と思いますよね。

上田:ねえ。毎週、課会が開かれて、課長がこれからこうやるという指示を出すんですよ。で、その通りに僕らは動くわけです。しかし、部長会で課長が叱責を受けていると、突然、僕が呼ばれるんですよ。課長が対応できてないから、早くあんたが行かなきゃ会議が終わらないとね。それでしょうがないから行くでしょう。そうすると、部長が「上田ーっ」といきなり待っていたように怒り出す感じだよね。

大竹:知らない間に失敗が上田さんのせいになっていた?

上田:そうなのかよく分からないけれど、それが3年かそこら続いたんです。

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