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三菱商事がローソン子会社化、スリーエフなど関連銘柄への波及は? – 会社四季報オンライン

9月1日、ユニー・ファミリーマートホールディングスが発足(左から中山勇ユニー・ファミマHD副社長、上田準二ユニー・ファミマHD社長、佐古則男ユニー・ファミマHD副社長兼ユニー社長、澤田貴司ファミリーマート社長 撮影:尾形文繁)

 9月1日、伊藤忠商事(8001)と親密なファミリーマートが、ユニーおよびその系列のサークルKサンクスと統合したユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が発足。その矢先に、三菱商事(8058)ローソン(2651)のTOB(公開買い付け)による保有株の買い増しを決定した。

 巷(ちまた)では、旧ダイエーグループの有力チェーンだったローソンがお公家の三菱商事の子会社(50.1%)になること自体に儚(はかな)さを感じる人も少なくない。三菱商事は報道当日の15日は「検討中」とし、その翌日に発表した。その手際のよさからリークと見られても仕方がないだろう。ファミマとサークルKサンクスの統合で、コンビニチェーン2位の座を奪われたローソン陣営の焦りすら感じさせる動きだ。

 株式マーケットの反応は、日経新聞の報道後に急伸して高値圏に張りついた。これは公開買い付け価格が1株当たり8650円と発表前日の終値より9%もの高値(プレミアム)だったからだ。三菱商事は、この先もローソン株の上場を維持する方針だが、高値を更新し続けられるかは、持ち分適用会社から子会社化して関与を強める三菱商事のこれからの行動と成果次第といえるだろう。

 大手商社が主導する流通再編はバブル崩壊以降にしばしば起きた出来事であって、驚くべきことではない。それでも国内コンビニ業態の合従連衡が深化しているので、ここで関連銘柄への波及を見定めておくと、ローソン株と同じようにプレミアムに預かれるかもしれない。

経営難のスリーエフ

 着目したのが南関東特化のコンビニ中堅のスリーエフ(7544)だ。神奈川という恵まれた地盤で自主独立路線にこだわるが、大手コンビニに対抗するには経営体力に劣っており、ジリ貧状態だ。業績は前期まで2期連続の営業赤字で、8月売上高速報は前年比マイナスと今期も極めて厳しい。決算書には「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象または状況が存在している」とある。

 スリーエフは全店舗の14%に当たる90店舗をローソンに分割して資金を得る一方で、「ローソン・スリーエフ」と自らの屋号を冠した共同ブランド店に衣替えすることになった。自主独立路線を尊重された形で、経営難にひと息ついた。FC店オーナーとの関係など複雑な事情があるにせよ、これがローソン側の経営支援なのかを含め“行動”と“成果”がわかりづらい。




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