Radius: Off
Radius:
km Set radius for geolocation
Search

ローソンは「ゆるやか連携」派 – 日経トレンディネット

  ローソンは2月1日、中堅コンビニのセーブオンと契約し、同社の約500店をローソンに転換すると発表した。ローソンは中国地方が地盤のポプラや神奈川県が地盤のスリーエフとも提携し、店舗網の拡大を進めている。ファミリーマートが企業統合を伴う「ハード提携」派だとすれば、ローソンは仲間づくりのスピードを優先する「ゆるやか提携」派だといえる。

2017年2月1日、契約締結を発表するローソンの竹増貞信社長(右)と、セーブオンの平田実社長(東京・中央)=撮影:尾関 裕士

 セーブオンは北関東を中心に約500店を展開する中堅コンビニチェーン。ホームセンター「カインズ」などを傘下にもつベイシアグループの一員だ。ローソンは2012年にセーブオンと組み、15年までに富山県や長野県のセーブオン28店舗をローソンに譲渡。16年には山形・福島・茨城の54店舗をローソンに看板替えした。

 今回、その範囲を一気に広げ、17年に埼玉・千葉・栃木の、18年中には新潟・群馬のセーブオンをローソンにする。1984年設立のセーブオンは、ほぼ全ての店舗で自社の看板を下ろすことになる。商品の仕入れやレジなどの基幹システムも、すべてローソンが全国の店舗で使っているものに切り替える。

 コンビニ業界は、最大手のセブン-イレブン・ジャパンとファミリーマートが、1万8000超という店舗網で「2強」の様相を呈している。ファミリーマートが16年に、サークルKサンクスと統合したからだ。コンビニは商品開発や広告宣伝、商品の物流などスケールメリットがモノを言う業界。ユニー・ファミリーマートホールディングスの上田準二社長が口癖のように語る「コンビニ業界は2位までしか生き残れない」という言葉が、店舗網拡大の大切さを物語っている。

セーブオンは群馬名物の「焼きまんじゅう」や、夕方以降の値引き販売など、大手チェーンにはない特色を持っていたが……(セーブオン前橋南インター店)

追い上げる側の選択肢

 問題は、どのように拡大するかだ。

 コンビニの盟主であるセブンイレブンは、「コンビニはM&A(合併・買収)をやっても、チェーンとして強くなるわけではない」(鈴木敏文・前会長)と宣言、自力で現在の店舗網を築いてきた。一方、追い上げる側の事情は異なる。地道に出店を積み重ねても、セブンイレブンとの差を埋めるのは容易ではない。残る選択肢は、オセロの駒をひっくり返すように、他社ブランドを自陣営に引き込むしかない。

 その点、ファミリーマートは「ハード連携」派だ。2009年にはエーエム・ピーエム・ジャパンを買収。2年で全店をファミリーマートに変えた。16年夏のサークルKサンクス統合にあたっても、親会社ユニー・グループホールディングスとの経営統合を選んだ。




Related Post

コメントを残す

Loading…