Radius: Off
Radius:
km Set radius for geolocation
Search

セーブオン全店がローソンに 2年で500店ブランド転換 – 株式会社食品新聞社 (プレスリリース)

セーブオン平田社長㊧とローソン竹増貞信社長
セーブオン平田社長㊧とローソン竹増貞信社長

メガFC契約を締結

ローソンとセーブオンは、メガフランチャイズ契約を締結した。群馬、栃木、新潟、埼玉、千葉の5県で展開するセーブオン503店舗を、今夏から来年にかけてローソン店舗へと転換する。両社が1日に開いた会見で発表した。5年前からブランド転換を進めてきた富山など5県と合わせ、セーブオンの全店舗がローソンとなる。

両社では12年8月に富山県内のセーブオン9店舗をローソン化したのを皮切りに、これまで長野、茨城、山形、福島と合わせて5県で54店舗をブランド転換。これにより転換店舗の売上高は平均約30%増と高い伸びを示したほか、女性客比率が大幅に向上するなど顕著な効果が表れている。

1日に会見したローソンの竹増貞信社長は「(転換した)長野県内の店舗のオーナーを訪ねて回ったところ、『いろんな地域からお客様が来るようになった』『女性客が増えた』『忙しくなったが嬉しい』という声を多くいただき、結果的にローソンになって良かったと思っていただけていると感じた。こうした形でもう少し協業を進められないかという話をして、今回の決定に至った」と説明。

またセーブオンの平田実社長は「CVSの寡占化、少子高齢化、人手不足などの環境を見据え、これまで以上にお客様に満足していただけるよう、また地域のニーズに応えるために全店舗の転換を決断した。両社の経営理念、加盟店のメリット、これまでの実績などさまざまな状況を総合的に判断し、同じ方向を向いてともに成長していけるベストパートナーだと確信している」と述べ、今後はメガFC本部としてローソン、加盟店と互いを尊重しながら共栄を図っていく考えを示した。

売上高・店舗数とも業界3位として、2位のファミリーマートを追う立場のローソン。今期末で約1万3000店となる店舗数は、セーブオンからの転換店も加わることで17年度末には純増1千店舗、18年度もさらに1千店増やして1万5千店舗とする手ごたえをつかんだと竹増氏は語る。そのうえで「ただやみくもに店舗数を追っているわけではなく、しっかとしたお店をオーナーとともに作りあげることで量も追いかけていく方針に変わりはない。今後も『みんなと暮らすマチを幸せにする』という理念を掲げて、店を運営していきたい」としている。

〈解説〉大手3陣営への色分け進む
選択肢狭まる中堅生き残り策

今回、セーブオンがローソンへのブランド転換を決めたことで、大手3陣営への色分けがまた一歩進んだ。昨年来続くCVS再編劇は、年が明けてさらに加速度を増していくのか、目が離せない状況となってきた。

セーブオンは83年8月に1号店をオープン。翌84年3月、いせや(当時、現ベイシア)から分離独立し、本格的にCVS事業展開に着手した。以降、群馬県及び北関東を中心に店舗網を拡大。地元密着型の商品開発や、看板に掲げる「セーブ=節約」を身上とする低価格の商品群が強みで、日配品や39円アイスなどが地元ファンの強い支持を集めている。16年2月期の全店売上高は614億9千万円。

しかし一方で、商品開発やサービス面において大手チェーンとの体力差が広がり、また他業種他業態との競合激化で、近年は苦戦を強いられていた。経営資源の集中と選択を図る中で、ローソンとの接点が広がっていった経緯がある。セーブオンの人気商品をどこまで残すか、地場取引先への対応などは、これから検討していくという。

業界寡占化がさらに進む中、中堅・中小チェーンにとって、生き残りの選択肢はますます狭まっている。ポプラやスリーエフは、独自看板を残しつつローソンとのダブルブランド展開で実を得る戦略をとったが、このスタイルもどこまで引っ張っていけるだろうか。業界地図はまだ二転三転、塗り替わっていきそうだ。




Related Post

コメントを残す

Loading…